「でない」で埋め尽くされたラダーに想像が膨らむ

オムロン用のソフトが手元になく、対応を保留にしていた案件がありましたが、
ツールを支給いただけることになり、ありがたく仕事をお引き受けしました。
さっそくラダーをチェックしてみると……

「たぶん苦労しそうなソフトだなぁ……。」

でない教の経典と思われるラダー

ぱっと目に入ってくるのは、コメント欄にびっしり並ぶ「でない」の文字。
「MD緊急停止でない」「工程100緊急停止異常でない」「警報でない」……

まるで「でない教の経文」でも書かれているのかと思うほどの統一感です。

もしかしたらこの現場では、B接点が親の仇なのかもしれません。
あるいは納品先の仕様で、「B接点は禁止!すべてA接点で書け!」という
理不尽な お達しがかつて出されたのかもしれません。

きっと昔、ラダーに詳しくない誰かが
「B接点があると意味がわからない」
と言い出して、そのまま誰も逆らえない“文化”が出来上がった……、そんなストーリーが頭をよぎります。

そういうことが起きそうなのは、たぶん1980年代の制御黎明期。
“接点構成にも人間関係が影を落とす”——そんな時代背景をつい想像してしまいました。

いずれにしても、こういうラダーを見ると、
「ちょっと面倒そうだなぁ」と思う一方で、職人のこだわりや現場の空気感が垣間見えて、ニヤリとしてしまうのです。