PLC更新事例:三菱 FX3 から Siemens S7-1200 への移行
本事例は、三菱電機 FX3 で構築された炭酸飲料製造設備のPLC制御プログラムを、Siemens S7-1200 へ移行した実績を示すものです。
既存の制御動作や運転意図を維持しながら、Siemens PLCの構成に合わせてラダーおよび演算処理を再設計し、実機にて基本動作とシーケンスの検証を行いました。
本プロジェクトを通じて、PLC更新対応、異なるメーカー間での制御ロジック移行、および実機検証を含む実務的な対応力を示しています。
制御の再設計とHMI統合
本構成は、Siemens S7-1200 PLC において、PT100 温度センサをアナログ入力信号として評価する設定例を示したものです。
PT100 センサは信号変換回路を介して接続され、PLCプログラム上ではアナログ値として取り扱われています。本構成は、システム試験時におけるアナログ信号処理、スケーリング設定、および制御ロジックとの連携動作を確認する目的で使用しました。
Siemens ラダー制御実装(TIA Portal)
本ラダー制御プログラムは、Siemens TIA Portal を使用し、Siemens のプログラミング規約およびブロック構成に従って実装しました。
Siemens 特有のラダー表現、シンボル管理、ネットワーク構成に対応しつつ、可読性と保守性を重視した明確な制御ロジックとなるよう設計しています。
データ処理ロジックに Structured Text(ST)を使用した実装例
本 Structured Text(ST)コードは、Siemens S7-1200 PLC において、データのバッファリングおよび演算処理を実装したものです。
配列ベースのバッファを用いて計測値を格納し、ループ処理によって平均値を算出することで、制御判断に使用するデータを生成しています。数値演算やデータ処理をラダー回路で表現するよりも、可読性および保守性を高める目的で ST を採用しました。